2世帯同居って、したくないよね。
持論ですが、2世帯同居生活はできればしたくないし、しなくて良いならしないほうが幸せです。
こんにちは。田舎の嫁だけど家事が苦手な2世帯同居ブロガー、糸井千萩(@sennohagi)と申します。
33歳、山形県の田舎で暮らしています。
我が家は、義理父、義理母、義理姉、夫、娘、息子、私の7人で暮らしています。
2世帯同居生活をしている私が書くのもなんですが、しなくて良いならしないほうが良いと本当に思っています。
「良い嫁、良い母親像」に囚われていた時代
同居を始めたのは、長女が生まれて1歳半になる頃でした。
そもそも私は、真面目で一生懸命が売りな人間でしたので、真面目に同居生活に取り組みました。
正社員として働きながら、洗濯・掃除・家計管理…仕事時間以外のすべての時間を仕事と家族の為に使ってきました。
現在勤める職場での拘束時間は、通勤時間も含めて11時間。1日の半分近くを会社の為に注がなければなりません。
残りの13時間で子育てと家事の手伝い(と睡眠)に当てる生活を繰り返すうちに、次第に覇気がなくなっていきました。
そんな気持ちに蓋をして、自分を奮い立たせていました。
良い母とは、出産後、子供の事には最優先で動く存在でなければならない。
仕事をしている分、それができないのだから、何倍も頑張らなくては!と自分で自分にプレッシャーを与えていたんです。
誰に諭されたわけでもないのに、嫁・母親はとんでもない自己犠牲のもとに成り立つ人物なんだと信じていました。
加えて私は家事が苦手です。家事が苦手な2世帯同居ブロガーと豪語する通りです。
とくに料理が大嫌いで、料理を一生しなければならないと想像するだけで、ぞっとするほど嫌いです。
毎日の献立を考え、買い物、料理の支度…。毎日こなしている主婦(夫)の皆さまには頭があがりません。
職場では、11時間の拘束時間が標準なので、仕事で残業しないために業務の効率化に取り組みます。
朝起きて→子供の身支度→朝食→全力で仕事→買い物→洗濯→子供の世話・寝かしつけ→就寝。
こなせる自信がまったく湧かないので、毎日がプレッシャーでした。
良い母とは、出産後、子供の事には最優先で動く存在でなければならない。
「あぁ。私、一生こうやって仕事と家事に追われて生きていくんだ。全然楽しくないな。嫌だな。」
「良い嫁、良い母親を目指す事」を嫌がっている自分に気づいた瞬間でした。
「良い嫁、良い母親になる事」を生きがいと感じられるほど、私は立派な人間じゃないと気づいた瞬間でもありました。
今思えば、夢も希望も見出せなかった時期がこの時です。
本音で話す事、始めました
「あぁ。私、一生こうやって仕事と家事に追われて生きていくんだ。全然楽しくないな。嫌だな。」
そう気づいてからは、何もかもプラスに考えられなくなってしまい、もうどうでもよくなってきました。
良い嫁なんてどうでもいい。良い母親になんてなれない!
この開き直りこそが、どん底から這い上がるきっかけとなっていきます。
どうでもよくなっていたので、相手の気持ちを気遣って話す事をやめました。本音で話すようになりました。
具体的には、良い嫁、良い母親になれない葛藤・悩みを夫や義理母に話したという事が大きかったです。
もう人生どん底だと思っていたので、わんわん泣いて、ぎゃーぎゃー話しました。
嫁として、とても失礼な発言をしていると思いますが、それでも夫は受け止めてくれたし、義両親も包み込んでくれます。
そしたらなんだか、すーっと肩の荷がおりたように感じたのを覚えています。
なんだ、もっと楽にしても良いのか。背伸びせずに、私らしく頑張れば良いのか。
それからの私は、背伸びせずにやれる事を徹底的に考え、実践する事を始めました。
そして得られた事は「意外と同居生活って楽しい事もあるんだ!」という気づきです。
もちろん、相変わらずストレスは溜まりますが、少なくとも同居生活=お先真っ暗という考え方が変わった自分がます。
同居生活を解消できない同士と話す機会に恵まれる
ちょうど同じ時期に、同居生活を解消できない同じ境遇の友人と会う機会がありました。
仲間同士話す事は、安心するし、ストレス発散にもなりました。
それもそのはずです。
夢も希望も見いだせないほどに自分が追い込まれている環境。やめたくてもやめられない状況。逃げられない気持ちをわかってくれるのですから。
人は違えど同じ気持ちを感じる人が他にもいるんだと気づいたら、少しずつ勇気が湧いてきました。
2世帯同居を続けているあなたへ
- 少しでも前向きに過ごせるような方法を広める
- 避難場所になりうるような交流を目指す
このブログ「いとろぐ」のコンセプトはこれです。
同居生活を推進したりする事ではありません。
同居生活・家計管理・子育てのコンテンツを通して、前向きになれそうな何かを見つけてもらえたら嬉しいです。
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