2世帯同居生活をスタートするにあたり、生活費の分担をどのように決定するのが良いのでしょうか。
目次
どうして生活費を分担するの?
そもそも、生活費を分担する必要があるのは、どのような時なのでしょうか。同居生活=お財布も一緒にする必要はありません。
次の2つの事に気を付けて、生活費を分担するのかどうかを決めていくとスムーズに決められます。
共有部分があるから分担する
同居生活する環境で、共有する部分はありますか?
完全同居型の場合、電気メーターや水道メーターが共有だったり、キッチンを共有していたりするので、光熱費や食費が共有部分になります。
一部同居型でも、共有箇所に費用が発生する場合、世帯毎の費用割合を明確にしておく事が後々トラブルになりません。
完全2世帯同居でも、電気メーターが一つである場合や、新聞代、ネットプロバイタ料、固定資産税など、意外と共有部分費用が発生しています。
1世帯では生活していけない
親世帯がすでに定年を迎えていたり定職についていない場合、年金暮らしをしている場合は、子世帯が親世帯をカバーする必要があります。
反対に、子世帯だけで生活が成り立たないから同居生活を始めたという場合は、親世帯からの援助は心強いです。
生活費分担を決めるタイミング
生活費の負担割合は、同居をスタートさせてから決めるのは危険です。
同居生活が始まってしまうと、バタバタと慌ただしい毎日が続き、気疲れの連続です。
慌ただしい毎日を過ごしつつ、生活費分担を決めようとすると冷静に判断することができません。
ぜひ同居をスタートさせる前に話し合いの時間を作りましょう。
生活費の負担割合の決める流れ
おすすめは決定権のある家族で話し合い、紙にまとめる方法です。
家族全員で決めても良いですが、大人数になると話が進みづらいので、2・3人で決める事をおすすめします。
- 共有部分をメモする
- 分担するかどうかを決める
- 分担の割合を決める
- 1度立替する世帯はどちら側?
- どのタイミングで払うの?
共有部分をメモする
負担する項目を紙に書き出してみる事から始めましょう。
口頭で「ああしよう」「こうしよう」というのは、決め事をする場合おすすめしません。会社でも会議で議事録があるように、家族会議でも議事録のようなメモをするのが良いでしょう。後から「ああ言った」「こう言った」と口論になってしまっては後々の生活に良い影響を与えないので、ぜひ紙にまとめてみましょう。
・水道代
・ガス代
・食費
・新聞代…
と箇条書きに項目を書いていきます。
分担するかどうかを決める
共有部分をメモしたら、それを分担するかどうかを決めます。
すべての項目を分担するのも良し、新聞代は親世帯が負担するから、固定電話代は子世帯で負担してねという方法もアリです。
分担の割合を決める
・電気代→折半
・水道代→折半
・ガス代
・食費
・新聞代→親世帯
・固定電話代→子世帯
このように、どう負担するのか明確に記載されていれば安心です。
1度立替する世帯はどちら側?
分担するにしても、誰かが1度支払わなければなりません。それは誰が行いますか?
親世帯でしょうか?子世帯でしょうか。
先に立替する世帯は、払えるだけの経済力があるほうが良いです。
どのタイミングで払うの?
月1回がおすすめです。
光熱費・固定電話代・新聞代など、月1で支払う事が多いので、立替している世帯の負担を減らすためです。
生活費の負担割合は、絶対こうというルールがありません。家族で話し合って決めていきましょう。
親世帯が年金暮らしであれば、必然的に子世帯の負担が大きくなりますよね。
反対に、子世帯が子だくさんで学資費用を工面するのにアップアップしているのであれば、親世帯に相談する必要があります。
大切なのは、家族の満足度をあげる生活をするために、どうお金を動かすかという事です。
そんな細々決めなくても良いんじゃない?
ここまで読んでこられた方は、そんなに細かく決めるの?
正直面倒(ヽ”ω`)
って思いませんか?
そんな場合は、月5万とか月6万!とか決めるのもアリです。
生活費分担。完全同居している人の決め方
完全同居型の我が家は、共有部分が大多数を占めています。同居生活をスタートする前に義理母と生活費の負担を話し合いって決めました。
分担するのは光熱費と生活費に決めました
基本的には光熱費・生活費を人数割(実質折半)しています。
ただし、親世帯がまだ働いている事と、子世帯の子育て費用が多い事から、親世帯が援助してくれている部分もあります。孫の洋服を買ってくれたり、地区会費を親世帯が負担してくれたりという点です。
反対に、土地や建物は共同名義部分があるのですが、子世帯で負担しています。(後々、子世帯が引き継ぐことになるので今から払っても良いかなという考えからです)
折半費用の決め方
具体的には、買い物したレシートを決まった場所にストックします。
集計をして月末に折半分を親世帯、子世帯で精算します。
精算時に簡単にではありますが、今月は食費が多かったねとか、電気代が安くなったねと振り返りをします。
あまりに高額になった場合は、旦那をまきこんで来月からの注意点を確認します。
(こういう時は旦那のクッション出番です!)
もっと具体的な手順は、「同居の生活費。内訳を話し合って決めた話」にまとめています。
生活費分担していてわかる事
- 一家でどのくらいお金が必要なのか
- 未来にどのくらいの出費が必要か予測できる
我が家は7人家族という事もあり、生活費…特に食費の金額が大きいです。
子供がまだ赤ちゃんという事もあり食費への影響額が今は少ないのですが、小学校中学校とこれからは増える一方!今後、食費の節約をどれだけできるかが大きな課題です。
また、食材をまとめ買いして使いきれずに廃棄処分してしまう事もあり、もったいないと感じています。食材を綺麗に使い切る事も義理母と取り組んでいかなければと感じています。
また、分担する費用を出す為に、1ヶ月光熱費がいくらかかっているのか、食費がいくらかかっているのかを集計しています。義両親が本格的に引退した時、夫と私で家計を支えられるのか、できなければどういった対策をしていくのかと考える時間を作る事ができます。
生活費分担していてわからない事
現在、各個人の保険料や自動車保険は各々の世帯から支払っています。現時点で子世帯では二人分の支払いをしていますが、親世帯の分も今後は子世帯で賄わなければなりません。
5年後、10年後の生活費用の見通しが立てにくいです。そういった5年後、10年後の想像がしにくいというのが、費用分担しないデメリットです。
親世帯が完全にリタイアとなれば、年金と貯蓄で生活する事になります。親世帯の生活スタイルが変わるので、それに応じて子世帯も生活スタイルを見直していこうと思います。
ではまたね。
スポンサーリンク
コメントを残す